7月13日、布施明さんの童話を映画化した「手のひらの幸せ」のロケ地、栃尾一之貝地区を訪問しました。ちょうど青々とした美しい棚田を背景に撮影が行われていました。
映画は、昭和30~40年代の高度経済成長期の裏側で、親を亡くし必死に生きる幼い兄弟の絆を感動的に描いたものです。
弟を浅利陽介さん、兄を河合龍之介さんが演じるほか、西田敏行さん、永島敏行さん、生稲晃子さん、仲間由紀恵さんらが出演します。
わらぶき屋根、棚田、山なみの美しさが、加藤監督のイメージにピッタリということで、一之貝でのロケとなりました。
市内では、栃尾地域以外に大手通りや小国地域、与板地域等でも撮影が行われます。
栃尾一之貝地区は、これまでに「マリと子犬の物語」やNHK大河ドラマ「天地人」の撮影も行われており、地元住民の皆さんのもてなしが手厚いという評判の地区です。
私がお邪魔した時も、主婦の皆さんが、コシヒカリのおにぎりや栃尾の油揚げの煮付け、漬物、鯨汁などを用意している真っ最中でした。
今回は総勢40人のロケ隊ですが、地区の皆さんが毎日人数分を用意してくれています。
当日は俳優の六平直政さんが手料理に舌鼓を打っておられました。
撮影には、長岡フィルムコミッション「長岡ロケなび」が全面協力しており、加藤監督も皆さんの協力で、ロケが順調に進んで助かっていると話されていました。
撮影は21日までの約3週間、長岡を中心にして行われます。公開は、県内では来年の1月を予定しています。