31日午前1:00過ぎ、泉田知事から携帯電話に直接連絡が入りました。
米国から帰国した新潟市の21歳の女子学生が新型インフルエンザに感染していることが確認され、また、成田空港から乗り合いタクシーで女子学生と一緒に帰ってきた6名のうち2名が長岡市民で、現在濃厚接触者として自宅待機中であるとのことでした。
(写真は会議後のインタビューです。)
長岡市は、31日朝8:30から、市役所で「新型インフルエンザ対策本部会議」を開催しましたが、幸いにも、今回のケースは感染ルートが明確で、かつ、接触した人も限られるということがわかりました。
濃厚接触した2名の方は、5月29日夜に長岡に到着されましたが、翌30日夜には自宅待機の要請がなされました。30日は土曜日ということもあり、その間に接触した人は限られることが予想されます。
今回の県や新潟市の対応は比較的早かったと評価されますが、国内初の感染が確認されてから時間があったので、対応の準備が十分なされていることが功を奏したのではないかと思います。
長岡市としては、新潟県と連携しながら、当面、濃厚接触した方の状況を見守り、事態の推移を冷静に見極めることとしています。
現段階では、小中学校の休校や行事の自粛要請等の措置は取りませんが、不幸にも発病が確認された場合を想定して準備を進めますのでご安心ください。
また、糖尿病等の病気の方や妊娠中の方には医療機関を通じ、また、一人暮らしのお年寄り等の情報がいきわたりにくい方には民生委員等を通じ、正確な情報が伝わるよう万全な対策を取ることとしました。
なお、31日に行われた検査では、濃厚接触者全員が陰性という結果が出ましたが、なお今後1週間程度は経過を注意深く見守ることとしています。