7日、「現場からの教育改革リレーフォーラム」がNCホールで開催され、約300人の教員や市民が集まりました。
提言・実践首長会とは、約50名の全国の市町村長有志で構成する政策研究組織で、私が会長を務めています。これまで、「教育現場からの教育改革提言」を中央教育審議会に提出したり、また、「元気な子どもに育てる」という本を出版するなど、大きな成果を上げてきました。
フォーラムでは、まず、動物学者の千石正一先生による「たすけあう動物」というテーマの基調講演があり、その後、初の試みとして12人の小・中学生による「子どもフォーラム」を実施しました。(表町小・寺泊小・中野俣小・南中・青葉台中・与板中)
ここでは、「熱中!感動!私たちの夢を語る」をテーマに、自分の夢や教育に対する想い、学校や先生、家族、地域への要望などを自由に語ってもらいました。
最初は緊張気味だった子どもたちも、司会のヤングキャベツのテンポの良い進行に合わせ、「グランドや体育館を広く」「楽器を新しく」という身近な話を皮切りに、「親に感謝している」、「先生は子どもに負けるな」「お年よりと交流を増やして欲しい」と次々と率直な考えを披露してくれました。
和やかな雰囲気に浸りながらも、改めて大人が、今何ができるかを考えさせられました。
その後、文部科学省の徳久審議官、宮下善通寺市長、小野横手市副市長さんも加わり、元気な子どもたちを育てるにはどうしたらよいかについてディスカッションをしました。
長岡市では、平成17年度から子どものやる気や学ぶ意欲を引き出すため、「熱中!感動!夢づくり教育」を進めています。国においては、抽象的な制度論に重点を置いた教育論議がなされていますが、長岡市は、現場の実情に軸足を置いた教育政策を進めていきたいと考えています。