1月30日、吉乃川㈱の醸造資料館・瓢亭(ひさごてい)で開催されたNPO法人「醸造の町摂田屋町おこしの会」に出席しました。
摂田屋地区は、酒・味噌・醤油の醸造業とともに形成された蔵や店舗など古い街並みが息づく空間です。特に、大正15年建築で登録有形文化財の鏝(こて)絵の蔵(写真)がポイントとなります。
NPO法人は、町並み景観づくりの勉強会や歴史講演会を開催したり、JR東日本の「駅からハイキング」に協力したり、様々なまちづくり活動を展開しています。
私は、この地区のポイントは、二つあると思います。
第一に、「食」だと思います。特に、長岡野菜の新レシピと清酒の取り合わせが面白いと思います。
第二に、鏝(こて)絵の鮮やかな色彩を生かしたまちづくりです。全体に調和した色彩の街にできたら素敵だと思います。
市としては、建築家の隈研吾さん等の専門家からも参画してもらうことにする方針ですが、まちづくりの基本は、住んでいる人の町を愛する気持ちです。
NPO法人を中心に熱意あふれる地域住民が一体となって、専門家等の知恵と力を参考ししながら、まちづくりの新たな一歩を踏み出そうとしています。市民力、地域力が確実にこの地に根付いていることを実感しました。