昨年末になりますが、市内在住の松原千鶴子さんが日展の工芸美術部門に3回連続入選したということで、お祝いの会がありました。写真(上)がその入選作品「胎地礼拝」です。
私も国立新美術館まで行ってきましたが、3回目の入選ということ
もあり、他の作品の中でも特に存在感があると感じました。
お祝いの会には、写真(下)のように、100名近い友人、知人が集まり、大いに盛り上がりました。
ところで、松原千鶴子さんは、映画スターという経歴の持ち主です。「星野じゅん」という芸名で東映映画に出演していらっしゃったのですが、その時の写真が手に入りました。
左の写真は、1976年の「狂った野獣」という東映映画に、俳優の渡瀬恒彦さんと共演された時のポスターに使われたもののようです。
まさにアクション派スターというイメージですが、当時を知る市民によれば、実際にナナハンを乗りこなすような活発な美少女だったそうで、実像も写真通りだったようです。
1976年といえば、私は建設省におりましたので、その頃の長岡の様子はよくわかりません。しかし、当時、彼女が長岡に帰ってくると若者が自宅まで押しかけるほどの熱狂ぶりだったと聞いています。この写真を見るとなるほどと思います。
日展に3回連続入選された芸術家というイメージとアクション派映画スターというイメージが何だか結びつかないような気もしますが、どちらも「熱き情熱の自己表現」ということが基本にあるわけで、根っこは一緒だと考えられるように思います。
今後とも、日展に連続入選はもちろん、なお、一層のご活躍をお祈りします。