このたび、長岡市立東中学校の新校舎が完成しました。
この新校舎には、二つの特徴があります。
第一に、長岡市で初めて「教科センター方式」を採用したことです。
この方式は、各教科専用の教室を設け、生徒が科目ごとに教室を移動するというものです。この方式の採用により、専門性の高い授業が可能となるとともに、生徒の授業に対する積極性が育つといわれています。
その一方で、クラスや学年のまとまりを大切にするスペースも確保しました。
また、この方式の採用を決定するまでの間、教員、地域住民、卒業生が何回も議論を重ねましたが、その結果、細部まで配慮した設計となりました。
第二に、中越大震災の教訓を生かし災害時に拠点となりうる設計を採用したということです。
例えば、避難所となる体育館とグラウンドの隣に、屋根付広場(ビッグルーフ)を配置しました。
また、体育館のバリアフリー化や情報機器端末の設置等、全国のモデルになりうる画期的な設計になっています。
今日まで、地域や教職員の皆さんと何度も検討を重ね作業を進めてきましたので、地域と一体になった学校の完成は「嬉しい」の一言に尽きます。