新人首長を対象とした「地方自治トップマネジメントカレッジ」で、「危機管理において市長に求められる資質」と題し、ネット講義をしました。
中越地震の際の実体験をもとに、若手首長のみなさんに「正解は一つではない。あなたならどう対応するか?」という質問を繰り返しました。
大切なことは、「被災者の声に耳を傾けるとともに、職員を信頼し能力を引き出す度量」、「臨機応変に対応する決断力」、そして「一切の責任を取る気概」だとお話ししました。
さすがは、現役市長さん!質問も数多く出て、強い手ごたえを感じました。
近畿大学建築学部で講義「建築の持つパワー」
近畿大学建築学部で、久しぶりに対面で講義をしました。テーマは「建築の持つパワー」です。
長岡市長時代の政策を事例に、質の良い建築物が市民の生活や行動に大きな役割を果たしたことをお話ししました。
建築学を学ぶ若者が、そのような役割を自覚して良い仕事をしてくれることを願います。
一つ目の事例は、中越地震において、コミュニテイー単位で入居してもらった仮設住宅と中山間地向けの復興住宅モデルが被災者を勇気づけたこと。
二つ目の事例は、子育ての駅「てくてく」が誕生した背景が子育て中の母親のニーズを的確に反映した結果であること。
三つ目の事例は、アオーレ長岡のにもつナカドマ等の自由な空間が数々のイベントを生み出す源泉になったこと。
これらの事例を丁寧に説明して、質の良い建築は市民生活に影響を与えるパワーを持つことを説明しました。
終了後のアンケートを読みましたが、学生の皆さんにはよく理解してもらえたというのが実感です。
また、このところネットによる講義か多かったのですが、対面の講義は学生の反応を肌で感じることができます。
キャンパス内にあふれるの若い熱気を感じ取ることができました。
充実した講義となりました。。
東京大学まちづくり大学院でインターネット講義!
東京大学まちづくり大学院の講義をZoomを使って長岡の自宅から行いました。
テーマは、「市民協働のまちづくり」として、アオーレ長岡等の長岡市の政策を事例に、市民の自主性と実行力の尊重こそまちづくりの原点であることを強調しました。
大学に行かず、長岡に居ながら講義ができるということはとても便利です。その一方で、学生の反応がなかなかわかりません。ジョークに反応がないと「すべったか?」と思ってしまい結構疲れます😁
紹介した事例は次の通りです。
事例1 被災者の元気を引き出す復興ー「中越地震」
事例2 市民主体の学びの場-「まちなかキャンパス」
事例3 子どもたちをもっと自由に-「赤城コマランド」
事例4 市民の自発的な活動を生み出す場-「アオーレ長岡」
事例5 市民活動団体への的確なサポート-「市民協働センター」
コメントを投稿するにはログインしてください。