四川省から地震復興視察団(2回目)が来訪

73-1 sisen.jpg 中国四川大地震からの復興の参考にするため、四川省の各都市の幹部等からなる視察団約80名が、17日、長岡市を訪れました。四川大地震関係者の視察は、今年7月以来二度目となります。
 ところで、団長は中国住宅都市農村建設部の斉副部長という方なのですが、実は1995年から1997年までの2年間、私が中国でお世話になっていた研究所の副所長だった人です。実に11年ぶりの再会となりました。

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四川省震災復興視察団を山古志地域に案内

019chinatyousa.jpg  7月30日、中国住宅都市農村建設部の仇保興副部長を団長とする中国四川省震災復興視察団の一行約40名が、復興の参考にするため長岡を訪れました。長岡市役所で中越地震の被害状況を説明した後、四川大地震の被災地と類似した山間地である山古志地域の復興状況を見てもらいました。
 多くは被災地各地域の幹部で熱心に視察していました。質疑応答では、人口の少ない山間部に多くの復興予算を投入する意義や集団移転の法的根拠等について真剣な質問が相次ぎました。

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崔中国大使を訪問し四川省視察結果を報告

018china-taisi.jpg 7月24日、東京の中国大使館に崔大使を訪ね、四川大地震に対する長岡市の今後の支援の方向についてお話ししました。安全・安心な農村住宅のモデルの作成、災害を逆手に取った観光振興策、コンクリート廃材の再利用方策等について、具体的に説明しました。
 また、7月30日に、四川省の政府関係者約40名が山古志地域の復興状況を視察に訪れることになっているので、長岡市としては、3年半で立派に復興した状況をお見せしたいことを伝えました。

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四川大地震復興支援4―汶川県の村に義捐金を送る

015-1rabokusai.jpg 7月4日、四川省政府の建設庁においてと震源に近い?川県(ブンセンケン)の幹部と協議した結果、特定の地域に寄付する方が義捐金が生きるというアドバイスに従い、長岡市と山古志地区住民からの義捐金30万円づつ計60万円を、羌(チャン)族の村である同県雁門郷の蘿卜賽(ラボクサイ)という村に寄付しました。
 被災前の村の様子は「続き」に掲載しましたが、美しい風景です。しかし、被災後、左の写真のように壊滅的な被害を受けました。
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四川大地震復興支援3―都江堰市の仮設住宅を訪問

014-1mayor.jpg 7月3日、震源地に近い都江堰市(トコウエンシ)郊外の農村部の仮設住宅地区を訪問しました。写真は、都江堰市長に義捐金を渡している場面です。
 写真の後方に見えますが、仮設住宅の外観は日本と同様の長屋形式の長方形で、配置も日本と同様の配置ですので、一見、日本の仮設住宅と同じように見えます。また、通路等は舗装され、樹木等も植えられ、環境にも配慮されていました。
 しかし、住戸内は日本と大きく異なります。詳しくは、「続き」をお読みください。

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四川大地震復興支援2―四川省政府と会談

013seito.jpg 3日、四川省の省都である成都市に入り、四川省政府の建設庁幹部と会談しました。そこで、日本による今後の支援に関する中国側の要望を伺いました。
 四川省政府としては、安全、かつ、安価な農村住宅のモデルの策定とその普及方策、被害を受けた建物の再利用が可能かどうかの安全度調査、及び、大量に発生した廃材のリサイクル対策等について、日本の支援を受け対策を講じていきたいとのことです。
 

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四川大地震復興支援―北京で中越地震の体験を講演

012beijin.jpg 6月29日から7月5日まで、四川大地震の復興支援のため、兵庫県、神戸市関係者等と共に、北京と四川省を訪問しました。
 1日には、北京において中国政府、国際協力機構の共催で開催された「日中復旧・復興支援セミナー」に出席し、被災経験のある市長として基調講演をしました。
 中国建設部の李兵弟農村建設局長や四川省建設庁の李又副庁長等の行政関係者、及び、清華大学の顧教授等の学識経験者等約200名が参加しました。

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