近畿大学建築学部OB会で「建築!この素晴らしき世界」と題して講演 


 9月1日、近畿大学建築学部のOB会「賛八」会の依頼で講演をしました。会場は大阪市天王寺区の「ホテルアウイーナ大阪」です。
 テーマは、建築を学んだお仲間に敬意を表して「建築!この素晴らしき世界」としました。
 私は、建築計画学を学んだことで、質の高い建築物が利用者の意識や生活の質を向上させること肌で理解していました。そのことが、中越地震における木造モデル住宅の開発やアオーレ長岡の建設につながったことを説明しました。

 また、建築学が、安全性、利便性、経済性、デザイン性、耐久性、環境保全等の相互に矛盾する複数の価値を調和させる学問であるからこそ、市長の仕事に大いに役立ったことを説明しました。
 また、建築で磨いたバランス感覚が、市長のみならず人生のあらゆる仕事で役に立つはずであることを、建築学を学ぶ若者の将来への期待を込めて力説しました。
 約100名の皆さんは建築を学んだ仲間です。熱心に聴いていただきました。

 左の写真は、賛八会会長で(株)キンキ総合設計代表取締役の西邦弘氏(向かって左)と近畿大学建築学部の岩前篤・学部長です。
 近畿大学建築学部は、建築学科ではなく独立した学部であることが素晴らしいと思います。現在、千人を超える学生さんが近畿大学で建築を学んでいるのだそうです。
 建築界にすさまじいパワーを供給しているのだと感じました。