経済同友会東北ブロック会議で市民協働について5名の市民とパネルディスカッション


 7月19日、ホテルニューオータニ長岡で、第42回経済同友会東北ブロック会議が開催され、新潟経済同友会の山本善政代表幹事(㈱ハードオフコーポレーション会長)をはじめ、北海道、東北6県から100人を超える会員が集まりました。
 基調講演を依頼された私は、新潟経済同友会「広域交流委員会(樋熊隆治委員長)」の皆さんのご意見をいただき、長岡市の米百俵の精神は一握りのエリートを養成するのではなく幅広い人材の厚みを形成することを目的としていたことをお伝えしようと思いました。
 そこで、第一部は、「米百俵の精神に基づく市民協働の歴史」と題して講演。国漢学校の内容、岸宇吉とランプ会、令終会による悠久山公園の整備等の歴史を説明し、長岡市が経済界をはじめとする市民と行政との協働によるまちづくりを進めてきたことを強調しました。 

 続いて第二部は、「市民協働を支えた人材と成功の秘訣」と題して、市民活動の担い手として活躍中の5名の市民によるパネルディスカッションを行いました。
 登壇していただいた方は、①中越地震で民間企業による牛の救出活動を行った高野克弘さん、②アオーレ長岡で市民力を支えている渡辺美子さん、③フェニックス花火を実現した若者の代表として樋口勝博さん、④映画「この空の花」を実現した渡辺千雅さん、⑤真珠湾での花火の打ち上げを支えた高野克弘さんと星貴さんです。

 左から、高野克さん(長岡市国際交流協会専務理事)、渡辺美子さん(市民協働ネットワーク長岡副代表理事)、樋口勝博(長岡花火財団専務理事)、 渡辺千雅さん(「長岡映画」製作委員会委員長)、 星貴さん(長岡戦災資料館アドバイザー)です。
 高野さんからハリー・ハリス太平洋艦隊司令官との出会いの話、渡辺さんからは市民活動に参加したい市民からの具体的な相談内容、樋口さんからはフェニックス打ち上げまでの死ぬほどの苦労、千雅さんからは大林監督に長岡花火映画の製作を直訴したときの思い、星さんからはアリゾナ記念館の山本五十六コーナーが大きく拡張されたこと等、数々のめったに聞けないエピソードを語っていただきました。
 終了後、仙台経済同友会の大山健太郎代表幹事(アイリスオオヤマ㈱会長)をはじめ、各道県の代表幹事から、「登壇した皆さんのエネルギーがすごい。トップのリーダーシップのあり方もよく理解できた。」などとお褒めの言葉をいただきました。
 支えてくださったパネラーの皆さん、新潟経済同友会の皆さん、本当にありがとうございました。