長岡花火が取り持った大林監督と常盤貴子さんとの良きご縁


 2017年の長岡花火は、大林監督ご夫妻、常盤貴子さん、大林千茱萸ご夫妻、渡辺千雅さん、星貴さんと一緒に、屋形船で鑑賞しました。花火「この空の花」が打ち上げられたときは、万感胸に迫るものがありました。
 初めて大林監督に長岡花火をご覧いただいたのは、2009年でした。「追悼、復興、平和」が込められた花火だという私の説明に、監督がとても感心されておられたことをよく覚えています。
 翌年、渡辺千雅さんが大林監督に長岡花火の映画を制作してほしいと直談判されたことを切っ掛けに話が進み、2011年8月にクランクイン、2012年4月に公開と進みました。また、星貴さんは、長岡ロケを全力で支えてくれましたし、息子さんが出演したという深いご縁がある方です。

 常盤貴子さんには、NHK大河ドラマ「天地人」でお船の方を演じられたご縁で、2011年の長岡花火にお出でいただきました。その会場で、お二人が真剣に話し込んでおられた姿が印象的で、一体どんな話をされたのかと思ったことを昨日のことのように覚えています。
 常盤貴子さんは、ずっと大林監督にあこがれておられたのですが、長岡花火の会場で初めてお会いでき、本当に感激されたのだそうです。これがご縁となり、「この空の花」の姉妹作「野のなななのか」への出演が決まりました。まさに、長岡花火が取り持った良きご縁だったのです。

 私は、2013年6月に北海道芦別市の「野のなななのか」のロケ現場を訪問しました。その時、芦別市民の皆さんに、ロケ現場で北海道の海の幸、山の幸山盛りのバーベキューで、大歓迎をしていただきました。
 大林監督ご夫妻、常盤貴子さん、村田雄浩さん、原田夏希さん、寺島咲さんをはじめ出演者の皆さんも参加、まさに「大林組」のアットホームな雰囲気を味わうことができました。

 その時知ったのですが、大林監督は常盤貴子さんに対し、「マネージャーを伴わずに芦別にきてもらえますか?」と、注文を出したのだそうですが、常盤さんは、プロダクションを説得してこの条件をクリアー、単身でロケ現場に滞在したのだそうです。
 常盤さんは「野のなななのか」の試写会で、「夢がかないました!大林監督の存在そのものにあこがれ、その夢がかなって幸せ絶頂期」と満面の笑みを浮かべたと伝わっています。(映画.comの記事へGo!
 その良きご縁を作ったのが長岡花火であるということは、私の誇りです。冒頭の写真には、このような思い出も込められています。