原子力安全対策のための「気象に関する研修会」を初開催


20130425kisyo-1 4月22日、「アオーレ長岡」東棟4階大会議室で、県内市町村の原子力防災担当職員を対象にした気象を学ぶ研修会を開催しました。
 私が代表幹事をつとめる「市町村による原子力安全対策に関する研究会」が主催しました。
 市町村研究会は、昨年11月、「実効性のある避難計画(暫定版)」を策定し、風向きなどを考慮した段階的な避難の実施を盛り込みました。
 そこで今回、新潟地方気象台を講師に迎え、風雨の観測や予測などの基礎知識と、インターネットを用いた気象情報の入手方法等を学ぶこととしました。
 気象の基礎知識についての講義に続き、気象情報の入手方法についてのグループ演習を実施(写真)、「レーダー画像や降水短時間予報をみるには?」、「県内の風の状況をみるには?」等を学びました。

20130425kisyo-2 「市町村による原子力安全対策に関する研究会」の代表幹事の私は、「住民と直接向き合っている市町村の「現場力」の向上は、市民の安心感につながります。実務担当の皆さんからは、気象についてよく理解していただくことを期待しています。」と激励しました。
 
 各市町村から多くの質疑が出され、活発な意見交換がなされた結果、研修会は予定よりも30分延長して終了しました。また、講師から「皆さん非常によく勉強されている」との言葉もいただいたとのことです。
 県内全市町村が一丸となって、実効性のある原子力安全対策の実現に向けた研究を進めてきた成果が実を結びつつあることを実感しました。